ソーシャルボンド

発行の目的と背景

当社は、「順理則裕」の企業理念のもと、「人と地球に求められるソリューションを創造し続けるグループ」になることを目指しています。

 

当社グループの事業成長を支えているのは、「重合」「変性」「成形・加工」「バイオ」のコア技術です。それらの技術を組み合わせ、融合させることで新しい製品を生みだしてきました。

 

今後も、SDGsなど社会からの要請、市場から期待される「もの・こと」(製品性能に加え、サービスやソリューション、ソフトなどを提供し、顧客価値を創造すること)、その期待に応える「つくり」(バリューチェーン全体を通じ、品質・コスト・納期に加え、社会的価値の観点からも最適な価値を提供すること)を目指します。

 

当社はこの度、これらの取り組みを更に推進するため、ソーシャルボンド・フレームワークを策定しました。ソーシャルボンドの発行を通じ、当社グループのサステナビリティ活動、推進している取り組み、CSV、SDGsとも関連する価値創造活動について投資家をはじめお客さま、お取引先、地域社会、従業員といったステークホルダーに対して積極的に発信し、建設的な対話を事業活動に取り込むことで、将来の当社事業とステークホルダーとの継続した共存共栄関係を確保し、ステークホルダーの拡大と持続的成長に繋げていくことを目的としております。

ソーシャルボンドの概要

名称

東洋紡株式会社第43回無担保社債(社債間限定同順位特約付)

(ソーシャルボンド)

発行額

100億円

発行年限

7年

利率

0.250%

条件決定日

2021年12月1日

払込期日

2021年12月7日

償還期限

2028年12月7日

取得格付

株式会社日本格付研究所 A

資金使途の概要とSDGsとの整合性

医用膜製造に係る費用

(人工腎臓用中空糸膜及びウイルス除去膜等の医用膜の研究開発及び設備投資に係る費用)

 

試薬製造に係る費用

(診断薬、遺伝子検査試薬等の原料酵素等の研究開発及び設備投資に係る費用)

 

 

主幹事会社

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

野村證券株式会社

みずほ証券株式会社

Structuring Agent ※

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

※ フレームワークの策定及びセカンドオピニオン等外部の第三者評価の取得に関する助言等を通じて、ソーシャルボンドの発行支援を行う者

ソーシャルボンド・フレームワーク

当社は、ソーシャルボンドの発行にあたり、ソーシャルボンド原則2021(ICMA)及びソーシャルボンドガイドライン(2021年10月策定 金融庁)に即したソーシャルボンド・フレームワークを策定しました。

外部評価(セカンドオピニオン)

当社は、独立した外部機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)より、ソーシャルボンド原則2021(ICMA)及びソーシャルボンドガイドライン(2021年10月策定 金融庁)との適合性に対するセカンドオピニオンを取得しております。

詳細はR&Iホームページをご参照ください。

投資表明投資家一覧

本ソーシャルボンドへの投資表明をしていただいた投資家をご紹介いたします。(2021年12月7日現在、五十音順)

石川県信用農業協同組合連合会

茨城県信用農業協同組合連合会

青梅信用金庫

大垣西濃信用金庫

大阪商工信用金庫

北おおさか信用金庫

株式会社七十七銀行

しののめ信用金庫

信金中央金庫

諏訪信用金庫

青和信用組合

セゾン自動車火災保険株式会社

大同火災海上保険株式会社

大東京信用組合

東京シティ信用金庫

株式会社 富山第一銀行

長野信用金庫

浜松磐田信用金庫

半田信用金庫

ブラックロック・ジャパン株式会社

三重県信用農業協同組合連合会

宮崎第一信用金庫

学校法人 名城大学

株式会社山梨中央銀行

ライフネット生命保険株式会社

レポーティング(2022年9月末時点)

資金充当状況レポーティングおよびインパクト・レポーティングを年1回、当社ウェブサイトに掲載します。

1.資金充当状況レポーティング

調達額(本社債発行額から発行諸費用を除いた金額)

  9,940 百万円

 

充当金額

適格プロジェクト  
【医用膜製造に係る費用】 254    
【試薬製造に係る費用】 216    
  470 百万円

リファイナンス充当額:なし

 

未充当金額

9,470 百万円

2.インパクト・レポーティング

適格プロジェクト アウトカム
【医用膜製造に係る費用】 製造設備建設中
【試薬製造に係る費用】

レポーティングの実施にあたってはR&Iよりレビューを受けています。