2022年に創立140周年。創業者・渋沢栄一の座右の銘の1つ『順理則裕(じゅんりそくゆう:なすべきことをなし、ゆたかにする)』が、今でも当社を貫く企業理念として生き続けています。

 

1950年代に、紡績で戦後日本の海外進出の先陣を切って以来、16の国と地域にまで拠点を拡大。フィルム、自動車用資材、環境関連素材、バイオ・医薬など、多くの高機能製品をグローバルに展開してきました。

現在のTOYOBOは、社会と共有できる価値を生み出せる分野を4つのセグメント別にまとめ、事業運営を行っています。

リサイクルPET使用フィルム

PETボトルリサイクル樹脂の

使用比率を、世界最高レベルの

約80%まで高め、CO2排出量を

約20%削減するフィルム

液晶TVの偏光子保護フィルム

液晶から発せられる光を

より自然光に近い状態へ変換する

超複屈折ポリエステルフィルム。

液晶TV市場のシェア約60%(当社推定)

海水淡水化用の逆浸透膜

耐塩素性に優れ、微生物汚染を

防ぐ。高温高濃度海水の中東湾岸

諸国で高品質の生活用水を製造。

同地域のシェア約20%(当社推定)

溶剤を回収するVOC処理装置

国内外に1,500台以上納入し

繊維状活性炭を使用した

吸着回収式の装置としては

トップシェア(当社推定)。LIB

セパレータ工場へ導入が進む

生化学診断用の原料酵素

血糖(糖尿病)、コレステロール

(動脈硬化)、クレアチニン

(腎機能)など。原料酵素市場の

シェアは約25%、世界2位(当社推定)

140年間のあゆみの中で、今日の強みの源泉となるさまざまな資本を積み上げてきました。これら資本の戦略的な活用・増大で、価値創造を追求していきます。

(2023年度実績。*東洋紡単体 **東洋紡単体および東洋紡エムシー(株))

財務資本

 

連結総資産

6,070 億円

ポジティブ・インパクト・ファイナンス契約額

200 億円

サステナビリティ・リンク・ボンド起債額

100 億円

製造資本

 

生産拠点数

23 拠点

設備投資額

616 億円

開発から生産まで連携できる生産施設のネットワーク

エンジニアリング力

 

知的資本

 

主要研究開発拠点数*

3 拠点

研究開発投資

153 億円

四つのコア技術

発明報奨制度

 

 

人的資本

 

連結従業員数

10,668 人

研究開発人材数**

511 人

社内公募制度による異動者数(累計)*

17

企業理念を実践する人材

社会関係資本

 

顧客・サプライヤーとの強固な関係

 

 

大学や他企業との連携

 

 

各種イニシアチブ参画

 

 

 

自然資本

 

エネルギー消費量

2,810 GWh

水資源取水量

86,815 千m3

環境負荷低減に貢献する技術

 

 

 

TOYOBOは、長期ビジョン「サステナブル・ビジョン2030」において、「(社会の)サステナビリティに貢献するサステナブルな会社」の実現をめざすとともに、企業文化の「持続可能な成長(サステナブル・グロース)」への転換を図ります。

長期ビジョンの目標達成へ向けた通過点として、「つくりかえる・仕込む4年」と位置付け、「4つの施策」から成る経営方針のもと「サステナブル・グロース」のための土台作りを図ります。