株主および投資家の皆様へ

 2020年9月27日、当社犬山工場にて発生しました火災事故により、亡くなられたお二人の ご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族に対し心よりお悔やみ申し上げます。また、 当事故により、近隣住民の皆さま、関係者の皆さまには、多大なるご迷惑、ご心配をおかけ しておりますことを、心からお詫び申し上げます。

 

 「安全」「防災」を当社グループの最優先課題として、これまでの保安防災活動に欠けて いたこと、不足していたこと等を徹底的に究明し、二度とこのような事故を起こさない安全な会社にしていきます。

 

 

 

 2020年度第2四半期連結累計期間(2020年4-9月期)の業績および通期業績見通しに  つきまして、ご説明申し上げます。

 

 当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、中国では新型コロナウイルス感染症が収束し景気回復が進む一方、国内では感染症拡大は抑えられつつあるものの景気の回復スピードは遅く、米国・欧州では感染再拡大の兆しがみられ、景気の先行きは 不透明な状況が続いています。

 

 こうした事業環境において、「フィルム・機能マテリアル」では、液晶偏光子保護フィルム“コスモシャインSRF”が、強い需要に牽引され販売を伸ばしました。「モビリティ」では、世界的な自動車減産の影響を受け、エンジニアリングプラスチック、エアバッグ用基布が苦戦しました。「生活・環境」では、消費の冷え込み、需要減退により、衣料繊維、スーパー繊維が低調でした。「ライフサイエンス」 では、新型コロナウイルスのPCR検査用試薬、検出キットなどが販売を伸ばしましたが、医薬品製造受託事業が苦戦しました。

 

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比74億円(4.5%)減の1,575億円となり、営業利益は同7億円(6.2%)減の104億円、経常利益は31億円(34.6%)減の59億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0億円(0.8%)減の26億円となりました。

 

 今後の事業環境につきましては、中国など一部景気回復の動きがみられますが、欧米を中心に新型コロナウイルス感染症が再拡大の傾向にあり、経済活動の正常化にはもうしばらく時間がかかることが予想されます。2021年3月期の連結業績については、上期は小幅減益に とどまりましたが、新型コロナウイルス感染症の再拡大、および火災の影響などを鑑み、当第1四半期に公表しました売上高3,300億円(2019年3月期比96億円減)、営業利益200億円(同28億円減)、経常利益140億円(同40億円減)、親会社株主に帰属する当期純利益70億円(同68億円減)の予想を据え置きます。

 

 当社は、株主の皆さまへの利益還元を最重要事項の一つと認識しています。剰余金の配当に関しては、持続性のある利益水準、将来投資のための内部留保、財務体質の改善などを勘案しつつ、安定的な配当の継続を基本方針としております。2021年3月期の期末配当金につきましては、前期と同様の1株当たり40円とする予定です。

 

 今回の火災事故で失った信頼の回復に向けて、全社一丸となって安全管理の徹底を図り、再発防止に努めてまいります。株主および投資家の皆様におかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

2020年11月